【実践】オイル仕上げのダイニングテーブルをオレンジオイルを使ってメンテナンスしてみました!

 
どうもUNKOCHANのWeb担当マイキーです🖥
 
 
UNKOCHANでも、オイル仕上げの無垢材を使った家具は人気のアイテムです。
 
 
オイル仕上げの良いところは、なんと言ってもその「触り心地」ですよね。
 
 
木の繊維に染み込んで保護してくれるオイルは、木の質感をそのままダイレクトに感じることができます。
 
 
しかし、「いつの間にかパサパサしてきた」ともなりがちなのが、デメリットでもあります。
 
 
他の仕上げ方法とは違い、オイルが乾燥してしまうと、木の表面がパサパサ毛羽立つような感じになってきてしまいます。
 
 
しかし、そんなパサついてきた無垢材家具も、簡単なお手入れで蘇らせることができます。
 
 
小さな傷や染み、汚れなども落とすことができるので、とてもキレイになりますよ!
 
 
UNKOCHANオフィスの休憩用のダイニングテーブルが、オイル仕上げの無垢材です。購入後2年弱程経っていて、パサついていたのでメンテナンスを実践してみます。
 
 
家具についてはほとんど素人のマイキーがメンテナンスできたので、間違いなく皆さんでもできますよ!(ちょこっと失敗もありましたが…)
 
 
必要なモノから手順まで、動画も交えながら分かりやすく解説していくので、ぜひ読んでいってくださいね。
 
 
あなたのお家のオイル仕上げの家具も、メンテナンスをすれば、きっと新品の時のような触り心地を取り戻せますよ〜。
 
 
せっかく丈夫な無垢材の家具、長く大切に使ってあげましょう!
 

オイル仕上げの家具の手入れに必要なものを紹介

 

✔️ケアキット一覧はこちらからチェック

 
今回使ったものはこれだけです!左上から
 
  • 紙ヤスリ(#240 #400) 1枚約40円
  • ウエス(綿100%の古い服でもOK) 1kgで約600円
  • ハンドサンダー(紙ヤスリ挟むやつ) 約1,500円
  • HOWARD Orange Oil←UNKOCHANでも販売中のオイル
 
こんだけで十分キレイになります。
 
 
オレンジオイル以外は、マイキーが当日にホームセンターで買って来たモノなので、どこのホームセンターでも売っているモノです。
 
 
ウエスはわざわざ購入しなくても、お古のTシャツなどを使いやすい大きさに切って使ってもOKです。綿100%の服を使いましょう!
 

紙ヤスリとハンドサンダー

紙ヤスリは必需品ですが、ハンドサンダーは無くてもできます。
 
 
平面部分が少ないダイニングチェアや、ソファの肘おきだけなどなら、必要ないでしょう。
 
 
しかし、今回のダイニングテーブルやチェストなど、ヤスリ掛けする面積が大きい場合は、最初に購入しておいた方が楽チンですよ〜
 
 
適当な大きな木材などを『当て木』として代用することもできます。
 
 
「お家の家具はオイル仕上げの無垢材だらけや〜」という方には、電動のサンダーを購入しちゃうのもオススメです。4,000から1万円くらいなので、時間を節約できることを考えれば、アリだと思います。
 
 
とまあ、今回はハンドサンダーと紙ヤスリでメンテナンスしていきます!
 

ウエスは3枚必要です

 
左から、オイル拭き取り仕上げ用、オイル塗り込み用、木屑除去用と3枚使いました。
 
 
ちょうどTシャツ一枚分ぐらいですかね?
 
 

最初に水拭きするので、それを合わせると4枚必要ですが、水拭きはいつものフキンで大丈夫です。

 

 

ウエスにオイルを染み込ませて、伸ばすのに使います。

 

 

余分なオイルをふき取る仕上げ用にも、キレイな一枚が必要です。
  

自然由来成分を使ったオレンジオイル

 
オレンジオイルは、UNKOCHANのお店はもちろん、無垢材の家具を扱っているお店なら置いている所もあるはずです。
 
 
HOWARD社はアメリカの家具のお手入れ材の老舗です。アメリカンヴィンテージの家具を手入れするなら、このメーカーで間違いありません。
 
 
もちろん国産のオイル仕上げの無垢材にも使えます。
 
 
今回は、直径110cmの丸いダイニングテーブルをメンテナンスしましたが、オイルはほとんど減りませんでした。10プッシュしないぐらいでした…
 
 
天然のオレンジオイルの良い香りと、良く伸びるオイルはとても塗り込むのが楽しかったです。
 
 
半年に一度オイルを塗り直しても、10年は持つんじゃないかな〜という量です。
 
 

もちろんUNKOCHANオンラインストアでも販売中です!

 
 

オイル仕上げの家具だけではなく、ラッカー・ニスなどの塗装に対しても、クリーナーとしてお使いいただけます。

 

 
他にも蜜蝋入りのWAXタイプのものや、本革のお手入れ用のコンディショナーをUNKOCHANでは取り扱っています。
 
 
また実践編のブログをアップするのでお楽しみに!
 

オイル仕上げ無垢材のメンテナンスの手順をご紹介

 
それでは実際のメンテナンスの手順を紹介します。
 
  1. 絞ったウエスで無垢材を拭く
  2. 乾かす
  3. ヤスリ掛け#240
  4. ヤスリ掛け#400
  5. オイル塗り込む
  6. オイル拭き取る
  7. 乾燥
 
以上の7ステップです!
 
 
文字で見ると多く感じてしまうかもしれませんが、あっという間です。
 
 
マイキーは撮影しつつ、実験もしつつで3時間ぐらいかかりましたが、ご自宅でやるなら1時間もあれば大丈夫だと思います。
 
 
今の時期、4~5月の晴れたお休みの日、出かける前にお手入れをして、半日乾燥させておければベストですよ〜。
 
 
もし、買ったばかりであれば、ヤスリ掛けの工程はなしで、オイルの足し塗りだけでOKです。
 
 
オレンジオイルには、クリーナーとしての役目もあるので、ある程度の汚れはオイルを塗る時に一緒に取れてくれます。
 
 
オイルを塗り込んでも落とせない汚れや、小傷が目立ってきたら、今回のヤスリがけを行ってみましょう。
 
 
今回は、全体に表面がカサカサだったので、しっかり全体にヤスリを掛けていきます。
 

固く絞ったウエスでテーブル天板の汚れをとり、乾かす

 

まずは固く絞ったウエスで天板の汚れを拭き取ります。

 

いつものお手入れの延長です。どうせあとでヤスリ掛けするのでそんなにゴシゴシとやる必要はないです。
 
 
濡れすぎると乾かすのが大変なので、固く、固く絞ったウエスで拭きましょう。
 
 
この拭いている時に、どこに取れない汚れや小キズがあるかをチェックしておいて、目星をつけておきましょう。
 
 
マイキーは間違えてお店の雑巾で拭いてしまいました。すいませんw
 
 
しっかりその後キレイにしたので、大丈夫ですw
 

拭いても落ちない汚れはヤスリ掛けで落ちるのか?

 

ちょっと実験です。ペンで書いたような、黒い汚れが画面中央ちょい右上あたりにあります。
 
 
これを#240のヤスリでゴシゴシすれば取れるのでしょうか??
 
 
取れます。
 
 
注意として、一点だけヤスリをかけるとそこだけ凹んでしまうので、満遍なく全体にかけた方が良いです。
 
 
満遍なくヤスリ掛けするのにも、ハンドサンダーや当て木は必要です。
 
 
また、#240 以下の荒い紙ヤスリを使うと、思ったより表面が削れてしまう可能性があるので要注意です。
 
 
今回は、全体の表面が毛羽立っていたので、全体をヤスリ掛けしていきます。
 

#240 の紙ヤスリでヤスリ掛けしていく

 

ちょうど真ん中ぐらいに染みっぽい汚れがあるので、わかりやすいように右側部分だけメンテナンスしていきます!

 
 
もちろん皆さんがやるときは、全面を一気に進めてくださいね〜
 
 
ヤスリ掛けは、全体的に満遍なくやっていきましょう。マイキーはあんま均一にできていませんが…
 
 
#240 でキズや汚れは削ぎ落としておきたいので、目星をつけておいた汚れは、このステップで落としていきましょう。
 
 
紙ヤスリを掛け出すと気になるのが粉塵です。ベストは屋外での作業だと思います。お庭やベランダ、テラスなどがあればそこでやるのが一番です。
 
 
一応ウエスで集めながら作業をしていましたが、結構周りに飛び散っていたので、ご自宅のダイニングでするのは、大変かもしれません。
 
 
このメンテナンスで一番の大変なのは、間違いなくこの粉塵対策ですね〜
 
 
真ん中のシミがどうなるか、写真でもチェックしてみましょう。
 
 

ビフォー

 

アフター

 
写真は右側のオイルまで塗り終えた状態です。汚れはどこにあったのか、ほとんど分からなくなっていますよね?
 
 
無垢材の表面を削ぎ落としているので、凹みや深い傷以外はヤスリでキレイに修復することができます。
 
 
汚れがある所は重点的に、それ以外のところは、素手で触ってパサついた表面の層がなくなるまで削ぎ落としていきましょう!
 

#400 紙ヤスリで仕上げの磨き!と木屑をキレイに拭き取る。

 

いよいよ作業も後半戦です。仕上げの#400 紙ヤスリで表面をツルツルにしていきます。
 
 
#240 は削っている感覚ですが、#400 は仕上げている感覚です。ヤスリ終わったところは、ツルツルすべすべになっているはずです。
 
 
そして、木屑を拭き取りましょう。テーブルの上は集めて掃除機をかけましたが、下にも散らばっていたので、ヤスリ掛けを終えた時点で掃除機をかけました。
 
 
#400 の紙ヤスリをかけたあとは、それはもうスベスベでとても気持ち良いです。
 
 
あとはオレンジオイルを塗り込んでいくだけです。
 

オレンジオイルを塗り込む。そして余分なオイルを拭き取る。

 

では仕上げのオレンジオイル塗りです。

 
 
ウエスにオレンジオイルをシュッと吹き掛け、ぐるぐると円を描くように塗り込んでいきます。
 
 
オレンジを絞って抽出したオレンジオイル。めっちゃ良い香りです。オレンジのアロマをかいでいるみたいです。
 
 
そして、粘度はありつつ、よく伸びる感じで、簡単に塗ることができました。
 
 
オレンジオイルにはクリーナーとしての役割もあるので、ヤスリがけをしてない場合は、この時に汚れを落としてくれるみたいです。
 
 
そして余分な油を拭き取ります。この時はまたキレイなウエスを使いましょう。
 
 
あとはしっかり乾燥させるだけです!
 

オイルを塗り終わったら、触れずにしっかり乾燥させる

 
次の日出社してみると、がっつり手形が!!w
 
 
マイキーたちは、オイルを塗り終わった後に、「触り心地良いですね〜」とか言いながら触りまくっていたので、がっつり手形がついてしまいましたw
 
 
オレンジオイルを拭き取った後は、手を触れずにしっかりと乾燥させましょう!!
 
 
天気の良い日で半日ほど乾かすと良いです。触って確かめるにしても端っこでどうぞw
 
 
でもこれぐらいの手形は、次のメンテナンスの時にすぐ落とすことができるので、大丈夫です!
 

オイル仕上げの無垢材は、半年に一回のお手入れでご家族の思い出とともに育てていこう

 
オイル仕上げのテーブルの、ベストなお手入れ頻度は『半年に1回』です。半年以上経つと、オイルが揮発してしまい、乾燥を防げずに表面がパサついてきてしまいます。
 
 

上の写真はメンテナンス前で、小さな擦り傷や汚れがところどころにありますよね。

 

 

こちらはメンテナンス後の写真です。全体的にしっとりした感じで、目立つ汚れは無事に取れました。
 
 
上の画像の左端に、ちょこっと色が変わっているところがあります。そこは、実験的に「ヤスリがけをせずにオイルを塗り込む」というのをやってみた場所です。
 
 
しっとりはするものの、やはりツルツル感は復活しなかったので、一度パサパサになってしまった場合は、ヤスリがけしてみることをオススメします。
 
 
ヤスリをかけたところはオイルが染み込みやすかったのか、色味が変わってしまっていますね〜
 
 
今回はヤスリがけもしましたが、半年に一回のメンテナンスであれば、
 
  1. 固く絞ったウエスで拭く
  2. オイルを塗る
  3. 拭き取る
  4. 乾燥
 
の簡単バージョンでメンテナンスできます。
 
 
オイルを重ねて塗っていくことで、乾燥に強くなっていくみたいなので、このオイルを塗り込むメンテナンスは、ぜひ定期的に行って欲しいところです。
 

ヤスリがけで消せる傷と消せない凹み

 
ヤスリがけとオイルを塗り込むことで、ほとんどの傷や汚れはキレイに無くなってくれます。
 
 
上の写真は、メンテナンス前の写真です。全体的にパサついていて、繊維が開いている感じがわかると思います。
 
 

また中央に黒い汚れと、手前に凹みがあります。

 

 

同じ部分のメンテナンス後の写真です。パサついて繊維が開いた感じは無くなっているのが、画像からも伝わると思います。

 
 
そして、黒い汚れは跡形も無くなっていますが、凹みは少し残っています。
 
 
大切に使っていたとしても、どうしても傷や凹みはついてしまうので、取れない傷は、それも思い出として愛着を持って育てていきましょう。
 

家具と長く付き合えるように

オイル仕上げのダイニングテーブルのメンテナンスを実践してみました!
 
 
マイキーはもちろん初めての家具メンテナンスだったのですが、楽しんで取り組むことができました。
 
 
乾燥も含めると結構な時間がかかってしまいますが、天気の良い休日に取り組む趣味としては、そこそこ楽しいんではないでしょうか?
 
 
度々手入れをしていくことで、愛着も深まり、より大切に使っていける気がします。
 
 
無垢材の家具は安い買い物ではないので、愛着を持ってメンテナンスを行い、長く付き合ってもらいたいです!
 
 
UNKOCHANでは、家具をご購入いただいた後のメンテナンスのアドバイスもさせていただきます。
 
 

ぜひご相談くださいね〜!

 

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